スタッフ「とおる」の、(妄想による)ハルキ君特集第二回目です。
ハルキ君はツンデレです。ツンデレに定評があります。
キャットタワーの一番上を占拠して、ふてくされたように寝ていると思えば、その一瞬あとにはじゃれ道具にじゃれついているというツンデレっぷり・・・。
まあ、そこがいいのですが。C・V・石田彰というところでしょうか。
ちょっとなでようとしてみて「ぷいっ」とされた方も、少し時間が経って再チャレンジしていただくと、なでさせてくれることもあります。そこが可愛い・・・ハァハァ・・・。
個猫差はあれど、猫さんはみんな気まぐれなところがあります。一度お断りされたのであきらめるのでなく、何度か
コミニケーションにチャレンジしてみると、意外と接してくれるものです。
猫さんが嫌がらない程度の、一定の距離を保ったコミニケーションで、猫さんの心をがっちり掴みましょう。
「最近、元気がないのね」 背中からキナコの声が聞こえた。その声が僕に向けられたものだと気づくのに、しばらく時間がかかった。
「ぼくは長毛種だからね。原則的に暑さには弱い」僕はキナコに背を向けたまま言った。
「原則的に」 キナコが繰り返した。
「この部屋には空調がある。たとえ空調が機能していなくても、人が窓を開けてくれる。
あなたのそれは、サボタージュの理由にはならないわ」
キナコはいささか強い口調で僕に言った。
僕は体を反転し、キナコと向き合った。
「それじゃ、僕が猫だからだよ。猫は一生の半分を寝て過ごす」
「私も猫よ」
「知ってるよ」 「君も猫だ」
人が、丸くてふさふさしたものを操っていた。それを視界に入れた瞬間、僕はそれに飛びついていた。
「やれやれ」
「僕も猫。君も猫だ」
「そうね」
「動物的狩猟本能」 とキナコが言った。
「動物的狩猟本能」 僕は繰り返し、丸くてふさふさしたそれに思い切りかぶりついた。
「やれやれ」 僕はもう一度つぶやいた
こんな感じなのだろうか・・・。猫って、ハードボイルドな生き方をしている気がします。
ねころび・スタッフ とおる